スカート日和

好きなもの、好きなこと。

振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない。

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今週のお題「受験」

2018年、何か新しいことを始めたくてうずうずしているので、今回初めてお題に挑戦してみようと思います。

今週のお題は受験。

受験の思い出と言えば、高校の合格発表の日、自分の番号を確認した直後に貧血で倒れたこと、大学受験で絶対に合格すると思っていた滑り止めに落ちて2週間家から出なかったこと、結局その滑り止めよりもいい大学に合格して、引きこもり生活が終了したこと…思い返せばたくさんの思い出があります。

今の自分から、受験真っ只中の自分に何か言えることがあるとすれば、それはただひとつ、勉強しなさい!ということです。

充分勉強してるって!と言い返されそうではありますが、それでもやはり、あの頃の自分にはそう言いたい。

それは一体なぜか。理由は簡単です。

受験生とは、本当は限られた貴重な時間だから。その時間をめいっぱい、自分の未来の為だけに使って欲しいから。

なぜこんなことを言うかといいますと、わたし自身の受験は過去のものになってしまいましたが、職業柄今でも受験生に関わっているからです。大人として受験を捉え、受験生に向き合うと、あの頃の自分では分からなかったことにたくさん気付かされます。

周りの大人たちが、どれほど応援してくれていたか。

純粋に勉強だけに向き合える時間が、これから先の未来にどれほど少ないか。

ひとつの目標に向かってひたむきに努力することが、どれほど貴重な経験になるか。

 

受験生という身分の中では、勉強はただひたすらやらなければならないものとして、目の前に立ちはだかる壁にしか感じられないかもしれません。でもその壁を作っているのは単純に自分の学力不足であり、そこに向き合う以外に前に進む方法はないのです。

応援してくれる人たちは、後ろにはいません。壁の向こう側、苦労して超えたその先で、待っているのです。壁の向こう側で待つ立場になった今、ただ一生懸命に勉強して、悩みながらも前に進もうとする受験生の姿は美しく、そして少し、羨ましい。そんなことを思ってしまう大人がいるほど、今の時間は貴重なんだと、彼らが気づいてくれますように。そして、出来ることは全てやろうと、最後までやりきってやろうと、またもう一度エンジンをかけるきっかけになりますように。かつて受験生だった1人の大人として、そう願っています。

頑張れ、受験生。